ゆたぽん問題 メンタリストDaiGoの動画から
小学生ながらYouTuberで活躍して稼いでるという噂のゆたぽんが、動画で、学校なんか行かなくてもいい!と主張しまくってるらしいですが、ご存知ですか?
さらに、ゆたぽんのお父さんがこのゆたぽんを後押ししているとかで、さらにお父さんのお仕事が心理カウンセラーということもあって、同じ小学生をお持ちの保護者たちを中心に波紋が広がってるそうです。
が、それに真っ向とノー!と言ったのは、あのメンタリストDaiGo
子ども時代は発達心理学的に見ても絶対に行かせた方がいい。子どもの寿命をはじめから30歳ぐらいに設定しといたら、まあ行かなくても、今を優先すれば満たされるものはあるかもしれない。もしくは、全然違う発展途上国といわれるところで暮らすとかなれば...
動画をみると、
I.Qのエビデンスを引き合いに行かないとだめという論理には隙がなかった。I.Qはそもそも寿命の健康指数に関わるし、幸福度も変わってくることがわかっている。
面白いのは、これら、小中学校の学校生活はのちのち、60代以降の人生観や健康に大きく関わってくるということで、それが、長年の研究やデータで裏付けされてることに真実味を感じずにはいられませんよね。
ポール・タフという方は、子どもと学校について長年研究を重ねて、データも60年以上にわたり取り続けているという方だそうで、daigoさんも一番信用のおける本として
動画でも紹介していました。
私たちは子どもに何ができるのか――非認知能力を育み、格差に挑む
- 作者: ポール・タフ,駒崎弘樹,高山真由美
- 出版社/メーカー: 英治出版
- 発売日: 2017/09/06
- メディア: 単行本
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この2冊の本の概要は、
非認知能力を鍛えることがいかに大事か、という話
10歳まではこの能力を鍛えることにウェイトを置いた方がよさそうです。
では非認知能力とは、ですが
ひとことでいうと、知的好奇心を刺激する環境づくりとそれを自ら受け取る能力
なんのこっちゃですが、
一見役に立たないこと、虫取りや、ごっご遊び、たんけん、おはなし
昔はあたり前なことが今では普通ではないということですね。
子ども時代は基層文化でなくてはならないということです。
手前味噌の話ですが、
私の実家がエリアの小学校は、全校80人で学年一クラスしかない過疎化した小学校ですが、3年に一度ぐらい神童が現れて東大に行く子どもがいるそうです。
もちろん塾とかもないわけで...
基層文化とは、昔から変わらないである世界ということなのですが、
脳領域の発達では、この世界が必要ということですよね。
たとえAI社会になったとしても
絵本や児童文学も、勉強や、しつけ本や、知識の洪水のようなうんちくを語るような本はおすすめしていません。
ダメというか、子どもの本当の発達には役に立たないということです。
目先の今はいいですが、10年後やそれ以降のことを考えます。
子どもの世界は
役に立つものが、役に立たない
子どもは大人の縮小版と短絡的に思っている人が多いので、
稼ぎさえすれば、学校に行かなくてもいいという発想になるんでしょうね。